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第67回宝塚記念(GⅠ)
~重馬場の仁川で輝いた連覇の一撃~

こんにちは、競馬リポート管理人の田中です。

上半期のGⅠ戦線を締め括るグランプリ、第67回宝塚記念が阪神芝2200mで行われました。

当日の阪神競馬場は雨、馬場状態は重。

時計の速さだけではなく、スタミナ、持続力、道悪適性、そして立ち回りの巧さが問われる一戦となりました。

勝ったのは武豊騎手騎乗のメイショウタバル。

昨年に続く宝塚記念連覇を達成し、重馬場の阪神内回りで改めて強さを示す結果となりました。

■レース展開

レースはコスモキュランダが先手を取り、メイショウタバルは2番手を確保。

クロワデュノールは好位で流れに乗り、ダノンデサイルは中団より後ろで脚をためる形になりました。

前半から極端に緩む流れではなく、重馬場らしく各馬のスタミナと持続力が問われる展開。

3コーナーから4コーナーにかけて各馬が徐々に動き出す中、メイショウタバルは手応え十分に前を射程圏へ入れました。

直線では早めに先頭へ立ち、最後はクロワデュノールの追撃をクビ差しのぎ切ってゴール。

道悪適性、位置取り、仕掛けのタイミングが噛み合った、非常に完成度の高い勝利でした。

■上位入線馬の評価
1着 メイショウタバル

8枠16番からの競馬でしたが、外枠を苦にせずスムーズに2番手を取れたことが大きな勝因でした。

重馬場でも脚色が鈍らず、直線で先頭に立ってから最後までしぶとく伸び切る内容。

瞬発力勝負ではなく、長く脚を使う形に持ち込めたことで、この馬の持ち味が最大限に生きました。

昨年の勝利がフロックではないことを証明する宝塚記念連覇。

阪神2200mへの適性、重い馬場への対応力、そして武豊騎手の位置取りの巧さが噛み合った一戦でした。

2着 クロワデュノール

1番人気に支持されたクロワデュノールは2着。

直線では勝ち馬に迫る脚を使いましたが、最後はクビ差届きませんでした。

大阪杯、天皇賞・春に続く春古馬三冠達成はなりませんでしたが、重馬場の中でも崩れず、改めて能力の高さは示しています。

ただし今回は、勝ち馬に先に動かれた分だけ差し切るには届かなかった印象。

力負けというより、馬場、位置取り、仕掛けのタイミングが勝敗を分けた一戦でした。

3着 ダノンデサイル

3着にはダノンデサイル。

内枠を活かしてロスを抑えながら運び、最後までしっかり脚を使いました。

勝ち切るところまでは届かなかったものの、GⅠの上位争いに加われる地力は十分に見せた内容。

馬場が重くなった中でも大きく崩れなかった点は評価できます。

近走の安定感を考えても、今後も条件ひとつでGⅠタイトルに届く可能性を残しました。

■4着以下の注目馬

4着コスモキュランダは逃げる形から粘り込み。

最後は上位3頭に交わされましたが、重馬場で前を引っ張りながら掲示板を確保した内容は悪くありません。

5着タガノデュードは後方から脚を伸ばして掲示板入り。

展開的に前も簡単には止まらない中で差してきた点は評価できます。

一方で、レガレイラやミュージアムマイルといった人気どころは上位争いまで届かず。

重馬場の適性、位置取り、レースの流れへの対応が明暗を分けました。

■レース総括

今年の宝塚記念は、雨と重馬場が大きなポイントになった一戦でした。

勝ったメイショウタバルは、前目で運べる機動力と、重い馬場でも止まらない持続力を発揮。

2着クロワデュノールは春古馬三冠こそ逃しましたが、敗れてなお能力を示す内容。

3着ダノンデサイルも含め、上位は人気馬中心の決着となりましたが、レース内容としては非常に見応えのあるグランプリでした。

今回のポイントは、道悪適性と立ち回り。

切れ味だけではなく、重い馬場で最後まで脚を使い切れるかが勝敗を分けました。

3連単は16-5-1で6,040円。

大波乱ではありませんでしたが、馬場状態を踏まえれば、道悪適性と位置取りを正しく評価できたかどうかが馬券の分かれ目になったレースです。

■今後の展望

メイショウタバルは宝塚記念連覇で、完全に一流馬としての地位を確立。

今後どの路線へ進むにしても、スタミナと持続力を求められる舞台では引き続き主役候補になります。

クロワデュノールは春古馬三冠こそ逃したものの、内容は悲観するものではありません。

秋以降も中長距離GⅠ戦線の中心として注目が必要です。

ダノンデサイルも安定感は十分。

勝ち切るには展開や馬場の後押しが必要ですが、GⅠ上位常連として引き続き軽視できません。

■次週以降の注目

春のGⅠシリーズはひと区切り。

ここからは夏競馬へ舞台が移ります。

大レースの実績だけではなく、馬場適性、滞在競馬、斤量、ローテーションがより重要になる時期。

宝塚記念で見えた「馬場への対応力」と「持続力」というテーマは、今後の夏競馬でも馬券検討の重要なヒントになりそうです。

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